子育ては土台づくり(77)(10月14日東愛知新聞掲載)

2018-10-14 (日) 10:18 教室日記

子育ては土台づくり(77)

文字書き

就学前の幼児期は、文字書きの練習をする時期ですが、文字書きが嫌いになってしまう

お子さんがいます。文字書きの嫌いになる理由として

  1. 筆圧がない
  2. 運筆力がない
  3. 姿勢が保てない(体幹がわるい)
  4. 両目のチームワークが悪い

等が考えられます。

筆圧に関しては、1歳頃から大きな紙にクレヨンで殴り書きをたくさんさせたり、親指、人差し指で小さな物をつまんだり、はさみや折り紙、粘土遊び、紙飛行機を飛ばしたり等、指先を使った遊びをたくさんさせてあげることが大切です。

運筆力には、迷路、線や文字のなぞり書き、塗り絵などが良いでしょう。

姿勢のための体幹をつけるためには、鉄棒につかまったり、ぶらんこやジャングルジム等、公園や幼稚園にある遊具でたくさん遊ぶことが大切です。

目に関しては、両目でものをとらえる力が大切です。机に置いてある消しゴムを探せなかったり、鉛筆、筆箱などをよく落とす場合は、両目でものをとらえる力が弱い傾向にあります。両目でものをとらえる力が弱いと文字を上手に書けません。

姿勢、目に関しては、ビジョントレーニング(目と体のトレーニング)等で改善する場合もあります。

このように文字書きは、幼児期からの様々な働きかけによりスムーズに進みます。

小学校就業後に身につけるのは時間がかかるので、是非、就業前に身につけておいて欲しいです。