子育ては土台づくり(77)
文字書き
就学前の幼児期は、文字書きの練習をする時期ですが、文字書きが嫌いになってしまう
お子さんがいます。文字書きの嫌いになる理由として
- 筆圧がない
- 運筆力がない
- 姿勢が保てない(体幹がわるい)
- 両目のチームワークが悪い
等が考えられます。
筆圧に関しては、1歳頃から大きな紙にクレヨンで殴り書きをたくさんさせたり、親指、人差し指で小さな物をつまんだり、はさみや折り紙、粘土遊び、紙飛行機を飛ばしたり等、指先を使った遊びをたくさんさせてあげることが大切です。
運筆力には、迷路、線や文字のなぞり書き、塗り絵などが良いでしょう。
姿勢のための体幹をつけるためには、鉄棒につかまったり、ぶらんこやジャングルジム等、公園や幼稚園にある遊具でたくさん遊ぶことが大切です。
目に関しては、両目でものをとらえる力が大切です。机に置いてある消しゴムを探せなかったり、鉛筆、筆箱などをよく落とす場合は、両目でものをとらえる力が弱い傾向にあります。両目でものをとらえる力が弱いと文字を上手に書けません。
姿勢、目に関しては、ビジョントレーニング(目と体のトレーニング)等で改善する場合もあります。
このように文字書きは、幼児期からの様々な働きかけによりスムーズに進みます。
小学校就業後に身につけるのは時間がかかるので、是非、就業前に身につけておいて欲しいです。