アメリカの教育心理学者が提唱した「ピグマリオン効果」という実験があります。
教える方の期待によって学習者の成績が向上することです。教師期待効果とも呼ばれます。
子ども達の成績が向上するという期待のこもった眼差しを向けることによって、子ども達は無意識的に期待されていることを意識し、成績が向上するという実験結果です。
期待をされると、モチベーションが上がり、努力もするようになり、結果が出やすくなるためだと考えられています。
逆に期待されないことで成績が下がる現象を「ゴーレム効果」と呼ばれ、人は期待されていないと感じたらモチベーションも低下し、学習に関しての期待は望めません。
期待のかけ方で変わってくるという例です。
私たちは、お子さま達に対し、伸びて欲しい、きっと出来る!と期待して接しています。
実際、伸びるはずだと力を入れて臨んだクラスの一人ひとりが伸びたという経験を私たちは何度も経験しています。
しかし、期待の仕方によっては、子どもにとってプレッシャーになってしまうこともあります。
程よい加減が必要です。