二刀流

2021-10-12 (火) 13:58 教室日記

現在、ポーランドで行われているショパン国際ピアノコンクールが、インターネット配信によって自宅で鑑賞出来、すごい時代になりました。

コンクールに勝ち残っている日本人の皆さん、45人中8人、多いですよね。やはり、習い事としてピアノを習うことが多い日本の裾野の広さが、このレベルの高さを作り上げているのでしょうか。

さて、二刀流というと、アメリカメジャーリーグの大谷選手が思い浮かびますが、今回コンクールに出場の開成→東大卒ピアニストであったり、東海→医大生ピアニストであったり、二刀流を可能にしている日本人に注目しました。

今まで、受験を機にピアノを諦めた教室の生徒さん達、たくさん見てきました。ピアノ環境も必要ですが、勉強も芸術表現も両方共止めないという判断をした感性は、これから子育てをしていく方々に、大いに夢を与えてくれました。

ピアノは、指を使うので器用になるだけでなく、右手は左脳、左手は右脳を使い、脳全体を動かします。また、両手が違う動きをする、更に、弾きながら歌うなど、多重課題を行うことは、脳のトレーニングには最適です。

アスリートが走りながら計算したりするのと同じ理論です。受験期ほどピアノを弾いた方が相乗効果になります。

練習時、弾いている箇所よりも先の楽譜を目で追う先読みが、ワーキングメモリーを育てます。

ワーキングメモリーとは、短期記憶で、一時的に脳で記憶することで、コミュニケーションや学習に必要なものです。

ピアノを始める前にワーキングメモリーが高く育っていると、ピアノの能力が伸びやすくなると言えます。

私たちの教室の生徒さん達、ピアノを習っている生徒さん多くいますが、時折、先生方からお褒めのお言葉を伺います。

先生が弾いた通りに再現出来る、聞いた言葉を自分で理解して自分のイメージで表現する、記憶力がいいので忘れないから上達が早いなどなど。

こういった理由からも、習い事を始める前の時期から私たちの教室で能力開発をすることを勧めています。

また、二刀流には、気持ちの切り替えが上手、勉強もピアノも短時間で最大限の成果を出すなど、様々な素養が必要ですが、能力開発を行う私たちの得意分野です。

運動神経が良くてピアノもバイオリンも勉強も出来る、絵も上手、一人で何役も!私たちの教室で鍛えた脳が、将来、このように生かされていくと嬉しいですね。