今年の公立高校受験は、変革の年と言われ、過去問が出来たら安心ではなく、どこがどのように変わるか、はっきりしない中、対策勉強をするという、受験生みんなが不安を抱えての受験だったと思います。
疫病、地震、戦争、何があっても、本番の試験のために、気持ちを安定させて勉強することが大切ですが、受験生にとって、今年ほど動揺せず気持ちを安定させて受験に臨むことが難しい年はなかったかと思います。このような社会情勢の中、教室卒業生達、自分を治めて、頑張りました。
進学校受験生は、多少の得意不得意があるにしろ、実力はそれほど変わりません。みんなやれることはやり尽くしているのですから。ちょっとしたケアレスミスをしない、本番に最高の集中力を持っていくというメンタルが大切になります。
先日のオリンピックでは、ほかの事には目もくれず、4年間、限界までの努力を人一倍してきて、本番に結果が出せた人、出せなかった人それぞれでした。報われない努力というのもあるのでしょう。でも、見えないところでの努力がなければ、結果が出ることもありません。受験生も同じだと思います。実力があっても本番で相性の良くない問題のために点数が伸びない時もあります。
物事、絶対はありません。誰一人として余裕で高校受験を終えた人は、おそらくいないと思います。みんな必死になって目指してくるのですから。
それぞれがプレッシャーと向き合い、逃げず、踏ん張って乗り越えた経験は、きっと本人達にとって大きな学びになったと思います。
おめでとう!
時習館高校 Dくん Iくん Yさん 豊丘高校 Mさん 岡崎高校 Yくん