子育ては土台づくり(69) 東愛知新聞連載中

子育ては土台づくり(69) 東愛知新聞連載中(6月14日)

やり抜く力を育てるポイント

ペンシルバニア大学の心理学者、アンジェラ・ダックワース教授は、人生のあらゆる成功には「やり抜く力」が一番大切な要素であると言っています。やり抜く力を伸ばすポイントは、次の3つです。

・能力ではなく努力をほめて継続・改善を促す

褒めると子どもはやる気が高まり、能力が伸びていきます。しかし 褒め方によってやる気を失わせてしまうことがあるので注意が必要です。「才能があるね。」と能力ばかりほめるのではなく、「よくがんばったね。」と努力を認めてあげることが大切です。

・失敗からの立ち直りをサポートする

新しいことや難しいことにチャレンジするには、失敗はつきものです。失敗した時が学びのチャンスです。どの部分が足らなかったかを探し、次に良くなるように改善・継続を促すことが大切です。

・親も一緒に何かをやり抜く

子どもは大人の言うことは聞きませんが、したことは真似ます。子どもに自主的に学んで欲しかったら、親も自主的に何かを学び、継続していく姿を見せることが大切です。親のやり抜く姿を見せることで、子どもはその姿勢を真似て、やり抜く力を伸ばしていきます。

やり抜く力は、育てるものです。幼児期から少しずつ身に着けていくことが大切です。