子育ては土台づくり(82) 東愛知新聞連載中(1月7日)

子育ては土台づくり(82)

幼児期から学童期の能力開発

能力開発とは、質の良い脳の回路を作ることをいいます。

質の良い回路とは、短い時間で正確に記憶できたり、物事の理解力があったり、処理することができたりすることです。

幼児期から学童期の間に、能力開発(質の良い脳の回路づくり)ができていると、勉強だけではなく、運動、音楽、芸術などでも結果を出しやすくなります。脳のといい、一つの能力が向上すると、脳全体が活性化して、他の能力も向上する性質があると言われています。

どうしたら能力開発(質の良い脳の回路づくり)ができるのでしょか?

脳は、繰り返し質の良い刺激を与えると質の良い回路になっていきます。

一つのことを繰り返し反復することが基本です。

例えば、幼児期から俳句や名文(質の良い文)を繰り返し聞かせてあげたり、暗唱したりします。すると記憶力や文章に関する感性が育ちます。一見詰め込み教育のように感じますが、教え込むのではなく俳句や名文に親しむように繰り返して環境を与えてあげます。

このようなトレーニングを繰り返してあげると学童期に入り教科書を音読しているだけで、すべて覚えてしまったり、学習発表会の劇のセリフを全て覚える能力を身につけてしまいます。

能力開発を幼児期から学童期にできていると、大学受験などの際に、たくさんの勉強量をこなさなくてはいけない時に、処理能力が早かったり、理解力が良かったり、読んだ文章を覚えてしまったり、短時間でいろいろなことが覚えられたり、ということが可能になります。