子育ては土台づくり(115)東愛知新聞連載中(5月14日)

子育ては土台づくり(115)

STEAM教育

急激な変化をしている今、STEAM(スティーム)教育は、強く求められてきます。STEAM(スティーム)教育とは、科学(Sciense)、技術(Technology)、工学(Engineering)芸術(Art)、数学(Mathematics)の5つの要素を盛り込んだ教育です。AIやロボットが次々と私たちの仕事を担っていく中、AIやロボット、インターネットなどをうまく使いこなして新たな変化を生み出すことに価値があります。アメリカのオバマ大統領が演説したのがきっかけでSTEAM教育が注目されました。日本では、プログラミング教育が今後小学校から必須化され中学、高校と随時必須化され受験科目にもなると言われています。

小学校6年生ぐらいまでに身に着けたい力は、従来の学力(国語、算数、理科、社会、英語)に加えて自分で何かを作り出し表現する力です。幼児期であれば、自由に工作をしたり、絵を描いたり、ブロックで好きな形を表現したりと自分で想像して表現する遊びです。そして親が子供のしていることに興味をもって「何が出来たの?」と共感しながら質問をして自分で表現させることです。小学生になるとタブレットなど持つ子が増えましたが、ゲームで遊ぶだけではなく、最近は、絵を描いたり、ゲームを作ったりできるアプリも増えています。そういったアプリを活用して自分で表現したりすると良いでしょう。プログラミングのできるロボットを組み立て、プログラミングを経験することも良いでしょう。ロボットを使ったプログラミングは、将来、数学や理科に繋がります。そして自分で想像して作った作品などを、図、絵、文章で論理的に表現させましょう。

今までは、文系、理系と分けられていましたが、文理融合型の人材が求められてくることを意識した子育てをお勧めします。