子育ては土台づくり 141

子育ては土台づくり 141

成長思考

 

人間の行動は、95パーセントを無意識で行っていると言われています。

コツコツと努力出来たり、問題に直面して諦めたりすることも実は、無意識にしています。人間は、成長とともに思考の癖・思い込みがあります。

自分の能力は努力次第で成長させることが出来ると考え、失敗や困難などの問題に直面しても前向きにとらえ、行動出来る思考を「成長思考」と言います。

逆に自分には、能力が無い、出来ないと考え、努力、行動をしない思考を「固定思考」と言います。

親であれば、「成長思考」の子どもに育ってほしいと思いますが、小さいころからの接し方で育てていくことが可能です。

「成長思考」に育てる為には、小さい頃は、結果を重視せず、努力や途中頑張った過程を褒めてあげる事が大切です。結果が出た時、結果だけを見て褒めたり叱ったりすると、子どもは難しそうな問題に直面した際に、自分からチャレンジせず、逃げようとします。また、楽をして結果だけを欲しがるようになります。子どもは、褒め方によって思考が大きく変わってきます。失敗した時こそチャンスです。

テストなどの点数(結果)に注目するよりも、努力をした過程を認め、どこがいけなかったか振り返り、課題を見つけ、親は、子供が次へ前向きにチャレンジするための言葉がけ、応援が必要でしょう。

日々、文字書きの練習の時に書き順や文字の形を注意すると思いますが、それだけではなく、以前書いた文字と比べて「毎日練習しているからこんなに上達したね。」等と努力してきた過程を褒めると良いでしょう。 こいうった経験を繰り返し、毎日の積み重ねにより上達することが出来るという成長思考が身についてくるでしょう。そして、他の場面でも、初めは、難しそうで思うように行かない事柄でも前向きな思考で努力、行動が出来るようになるでしょう。