光と影

2023-01-29 (日) 16:43 教室日記

昨年8月12日に大学生による人生プレゼンで参加頂いた時習館高校出身、現在ロンドン在住のKaito Mizukoshi ピアノリサイタルが新年1月5日に「穂の国とよはし芸術劇場」プラットで開かれました。

20年以上前のパリで、筆を使った伝統的な絵画から離れてコンピューターで絵を描くデジタルアート、映像になったビデオ・インスタレーション、音をデジタルで作り出したサウンド・インスタレーションなど、これまでにない新しい芸術「ニューメディアアート」を切磋琢磨しながら生み出していたアーティスト達の作品に出会った当時、現代アートの新たな道筋を見たような気がしました。

一方、現代アートとクラシックピアノとは共に出会うことはないと思っていました。

時を経た今、映像アーティストの映像作品とKaito Mizukoshiのクラシックピアノの融合により新たな世界を知ることになり、彼らの世界に引き込まれました。

外出がままならない時期、自宅のリビングで動画配信のピアノ演奏を手軽に受け取ることが可能な時代、生演奏に久しかったのですが、配信と生演奏の音の質感の違いにはっとさせられました。

会場では、一曲、一曲、演奏に引き込まれ、胸がいっぱいになる瞬間が幾度となくありました。