暗唱を始めた年少さんたち

2025-05-19 (月) 12:10 教室日記

乳児期から通って4月から年少クラスに進級したお子さん達、一人ずつ暗唱が出来てきています。

帰りがけに「あんしょうします」と言って、よく回らない小さいお口で一生懸命暗唱してくれます。

おしゃべりができるようになってきたお子さんだなと思ったら暗唱をし始めて、驚くことがあります。

出来た時には、達成感で満面の笑みを浮かべてお気に入りのご褒美シールを貼ります。お子さんにとっては暗唱の取り組みも「遊び」の一つのようです。

記憶力養成はEQWELの得意分野です。課題にしっかり取り組む(誠実性)、毎日続ける(継続力)、他の遊びを切り上げて取り組む気持ちの切り替え(実行機能)、粘り強く続ける(グリッド)、一歩ずつ階段を上がるように少しずつできるようになっていって達成した時の喜び、やればできるという(自己効力感)など、幼児期に育みたい非認知能力をIQに繋がるアイテムを使って育てることができます。

このようにして、幼児期に記憶力(IQ)と非認知能力(EQ)を同時に育んでいくことを大切にしています。

古典の暗唱に関しては、年少から少しずつ初めていって年中・年長で得意と言えるようになることが理想です。

教室では見慣れた光景ですが、初めて教室に来た人が年長さんや小学生の暗唱を目撃したらきっとびっくりすると思います。

初めて1つの課題を暗唱する際には、時間がかかります。

プリント学習のようにすぐに結果が伴わないため挫折しがちですが、暗唱ができるようになってしまうと、特技になり、将来の学習のための暗記が得意になります。

記憶の回路を是非、幼児期に作ってあげて欲しいと思います。

小学生の生徒さん達は、学校の宿題で出る国語の教科書の音読で覚えてしまったり、発表会の劇の全セリフを覚えてしまったり、周りを驚かせています。

暗唱に関しては時期があり、年齢が上になるとなかなか苦戦します。

また、課題としている古典は、将来、必ず中高で出てくるものです。

一度、意味を取らずに素読暗唱をしておくと、古典の勉強に入った際に馴染み深く、好意的に受け入れられるでしょう。

まず最初の一歩を。