2025-06-06 (金) 10:36
教室日記
教室の待合室の壁には美術館で展覧会毎に集めた名画のマグネットが貼ってあり、子ども達は何気なく張り替えて遊び、日常に名画作品を目にしています。
幼児のレッスンでは、初めての名画としては受け入れられやすく、ふさわしいと判断した巨匠と言われる画家達の画をまだ言葉を話さない乳幼児にも見せています。
名画を見せている時には、お子さん達は一瞬、静かになります。
幼い時期にルノワールは印象派だとか、ピカソはキュビズムだとか、そういう知識をつけさせるという目的はありません。
お子さん達は、現代とは違う一世紀以上前の時代の外国の人物の服装や髪型、建築物やインテリア、自然の風景の色使いなどから、何かを感じ取っていると思っています。
幼児期こそ、理屈ではなく何となく気に入った、いいなあという感覚を育てていってほしいと思っています。
そして、美術館に足を運んで名画を見せて本物に接したり、絵画に限らず音楽会に行ったり、また、旅行でその土地の文化・芸術に触れることは、お子さんの感受性を育み、将来、何かを創り出して表現する感性を育んでいくかもしれません。