子育ては土台づくり(75)(9月14日東愛知新聞掲載)

子育ては土台づくり(75)

胎児期の育て方

子育ては、産まれてから始まると思われがちですが、昔は、数え年と言い 生まれた日を1歳としていました。産まれる前から(胎児期)子育てが始まっているという考え方です。今回は、胎児期の育て方について、いくつかお伝えします。

・リラックス

不安な気持ち、イライラしたり焦りの感情は、胎児に伝わってしまいます。お母さんの感情をプラスの感情に変えて、ストレスなく、出来るだけリラックスした状態で穏やかにこの時期を過ごして欲しいと思います。

・食育

胎児は、約10カ月お母さんのお腹の中で育ちます。その間にあらゆる器官が作られます。出来るだけ胎内環境を整えてあげたいです。そのためには、必要な栄養をしっかり取り、また、食品添加物が含まれている加工商品、農薬等には十分気を付けた食事が大切です。

・コミュニケーション

妊娠20週頃までには、耳の器官が育ち外の音に反応すると言われています。母さんやお父さんの声も聞こえているかもしれません。家族の一員として、愛情たっぷりのプラスの言葉を掛けてあげましょう。きっと喜んでくれるでしょうし、安心するでしょう。

お母さんの穏やかさと良い胎内環境、そして胎児期からの親子のコミュニケーションによって、出産後、穏やかで育てやすく、目がキラキラしたお子さんが産まれてくるでしょう。