子育ては土台作り(113)東愛知新聞連載中(4月14日)

東愛知新聞連載中の子育てコラムです。(2020年4月14日掲載)

子育ては土台作り(113)

積み木の取り組み

乳幼児期の積み木の取り組みは、数学的なセンスや思考力、想像力、手先の器用さ、集中力を養います。数学が得意な子は、乳幼児期に積み木やブロックの遊びをたくさんしていた傾向があります。また、独自の積み木教育を提唱したニキーチン夫婦が自分の子どもたちに積み木で知育教育を実践し子育てをしたことは有名です。

年齢別で立方体の積み木を使った取り組み方をお伝えします。

0歳~1歳ぐらいまでは、まだ積み木を自分で積む事ができないので保護者の方が積み木を積んであげて壊す遊びが良いでしょう。積んでいる姿をみて次第に自分から積めるようになります。

2歳ごろから自分で積めるようになります。積んだり壊したり自由に遊ばせましょう。

3歳4歳頃には、自由な発想で積ませましょう。建物や車などの形を真似て積み木を積むことにより想像力、手先の器用さを育みます。

5、6歳頃には、どの積み木も見本になるパターンカードが付いています。見本と同じようにやってみましょう。隠れている部分を想像したりして立体感覚が育っていきます。また、できるだけたくさんの種類の積み木を体験させてあげて下さい。

積み木は、いろいろ種類がありますが、立方体の積み木は、脳に一番良いと言われています。脳は、一貫性のあるものを好みます。立方体は、どこから見ても一貫性のある形であるので立方体の積み木で遊ぶことは、とても良いことです。

0歳~5、6歳頃までが最も数学的な感受性が強い時期と言われています。

積み木は、遊びやゲーム感覚で出来るので子どもは、集中して取り組みます。

是非この時期に積み木で遊ぶ環境を与えてあげましょう。